「アプリフォルダ」

アプリフォルダは、本機のプログラムから、記憶メディアの中の文書やデータを参照しやすくするために用意されるフォルダです。

記憶メディアを接続すると、以下の名前のフォルダが用意されます。

BMS_AudioData オーディオ再生プログラム用。
BMS_BrlData 点字編集プログラム用。
BMS_DaisyData デイジー再生プログラム用。
BMS_MediaData メディア再生プログラム用。
BMS_QuickMemo クイックメモプログラム用。
BMS_TextData テキスト編集プログラム用。

これらのフォルダの中にファイルを入れておくと、メディアの挿入時メッセージの中から、対応するプログラムを起動することができます。

また、テキスト編集、点字編集プログラムの起動時ファイル選択ウィンドウに、[アプリフォルダの内容を表示]ボタンが追加されます。

ここからアプリフォルダの中のファイルを開いたり、新しいファイル名を指定して、ファイルを新規に作成することもできます。

本機とパソコンの両方で利用する文書は、アプリフォルダ内に作成しておくと便利です。

クイックメモでは、アプリフォルダ内に新しい点字文書があると、確認の上、文書を「マイドキュメント」フォルダにコピーします。

その他のプログラムでは、プログラムのデータ一覧の中に、アプリフォルダ内のデータが自動的に追加されます。

更に、各アプリフォルダ内のAutoOpenサブフォルダ内にデータがあると、対応するプログラムが自動起動します(クイックメモを除く)。

〔データを探す場所の指定〕

【注意】データを探す場所の指定コマンドは、簡単操作の初期設定では利用できません。必要な場合は、簡単操作設定、「D9 データを探す場所の指定機能」を有効にしてください。

オーディオ再生、デイジー再生、メディア再生、および点字図書閲覧の各プログラムでは、アプリフォルダの他にも、データを探す場所を登録できます。

各プログラムのデータ一覧ウィンドウから、以下のコマンドを実行します。

メニュー → ファイル → データを探す場所の指定

〔アプリフォルダに関連した設定項目〕

メインメニュー → 各種設定 → 全般設定

(このコマンドのグローバルショートカットは、ウィンキー+コントロールキー+M(1,3,4の点)です。)

このコマンドで、次の設定項目を変更できます。

「アプリフォルダ」…「自動作成し利用する」(初期設定)、または「利用する」を選択します。

「利用する」を選択すると、まだアプリフォルダがない場合、記憶メディア挿入時メッセージの中に、[アプリフォルダ BMS_...を作る]ボタンが表示されます。