「先にかなで書いた文書を、後で漢字に直す」

点字入力で、新しい文章を書く時、最初から漢字を選択しながら文章を作っていくのは、とても大変です。

漢字を選ぶ時に、今書いている文章と関係のない言葉が、詳細読みの説明として耳から入ってきてしまうと、書いている文章に集中するのが難しくなります。

そこで、先にかなで文章を書いてしまい、後から漢字に直せる方法を用意しました。

次のように操作してみてください。

(1)まず、かなで文章を書きます。

コントロール+コマンド+エンターキーの操作で、いつでも、直接文字入力、ひらがなモードに入ります。

適当な長さでスペースをはさみながら、かなで文章を書いて行きます。

(例)「ひらがな、カタカナの わかちがきで、ブンショウヲ さくせいします。」

この時、助詞の「は」や「へ」、長音を含む単語は、墨字のかな表記法で入力してください。

(例)「わたしは とうきょうへ いきます。」

このように、文節単位で区切っておくと、後で楽に漢字に直せます。

(2)次に、書いた文章を漢字にしてみます。

漢字に直したい文章の先頭にカーソルを移動してください。

(3)そこで、次のコマンドを実行します。

メニュー → 編集 → 連続再変換コマンド(ショートカットキー=コマンドキー+1,2,5,6の点)

日本語変換がオフになっている場合は、次のメッセージが表示されますので、はい(Y)を入力して、ください。

「日本語変換をオンにして、連続再変換を始めますか?」

(4)すると、最初の文節の変換が始まり、変換候補が表示されます。

ここでの操作は、通常のかな漢字変換と同じです。

スペースキーや、上下矢印キーで変換候補を選択し、エンターキーで確定します。

また、エスケープキーを押すと、変換を取り消すことができます。

(5)変換を実行、または中止すると、カーソルは、自動的に次の文節に進みます。

正しい変換候補が表示された所で、エンターキーの替わりに、左右親指キーを押すと、そのまま、次の分節の変換に進みます。

(6)もちろん、途中で文章を書き換えることもできますし、コマンドキー+スペースキーを押して、日本語変換をオフにすることもできます。