ブルートゥースは無線接続であるため、セキュリティを保つために、ユーザが意図した機器間のみで接続を許可する必要があります。
ペアリングは、接続しようとする双方のブルートゥース機器に、互いを通信してよい相手として記憶させるための処理です。
この項では、本機を、パソコン側(Windows 7以降)でペアリングするための一般的な手順をご紹介します。
なお、ご使用のブルートゥース環境やそのバージョンによっては、必要な操作がこの項の説明と異なる場合があります。その際は、パソコン側のブルートゥースソフトウェアのマニュアルをご参照ください。
ブルートゥース機器には、以下のようなセキュリティ設定があります。
「他の機器からの探索を許可する」
「他の機器からの接続を許可する」
ペアリングする時には、上記項目をオンにしておく必要があります。
これらは、初期設定ですが、念のため、本機の以下のコマンドで、設定を確認してください。
メニュー → 接続 → ブルートゥースポート → ブルートゥースの設定
なお、BMスマートは、非接続状態(待期モード)で、ペアリング要求を処理します。
ペアリングのための専用のコマンドを実行する必要はありません。
周辺に複数のBMスマートがある環境でご使用になる場合、どのブルートゥース機器が自分のものであるかが分からなくなる場合があります。
このような場合は、上記のブルートゥース設定コマンドの中で、「ホスト名」を区別できる名前に変更してください。
ブルートゥースのペアリングには、時間が掛かることがあります。BMスマートは、ACアダプタを接続するか、オートスリープをオフにして、スリープ状態に入らないようにしておいてください。
これ以降の操作は、全てパソコン側で行います。次のように操作してください。
(1)「デバイスとプリンタ」ウィンドウを開きます。
(2)このウィンドウの、デバイスグループ内に「ブルートゥースアダプタ」、または「Bluetooth Radio」という項目があるか確認します。
「ブルートゥースアダプタ」という項目がある場合は、 〈東芝スタックのペアリング操作〉 の項を参照してください。
「Bluetooth Radio」という項目がある場合は、 〈Windows標準(マイクロソフト)スタックのペアリング操作〉 の項を参照してください。
どちらの項目もない場合は、ブルートゥース接続環境が準備できていないか、または独自の操作方法を使用するブルートゥース製品である可能性があります。
ブルートゥースソフトウェアが正しく起動できていない場合がありますので、まずパソコンの再起動をお試しください。
それでも表示されない場合は、パソコン側のブルートゥースソフトウェアのマニュアルをご確認ください。