「文字入力の操作」

本機では、テキスト文書と点字文書を編集できます。

テキストという言葉を、本機では、「点字」に対する「墨字」の情報という意味で使用しています。

本機の点字キーからの入力は、テキスト編集のウィンドウを操作している時はテキスト入力に、点字編集のウィンドウを操作している時は点字入力に、自動的に切り替わります。

また、テキスト入力での操作方法に、一般的なキーボードと同じような形でテキストを入力する「キー入力モード」と、点字が表す文字をそのまま入力する「直接文字入力モード」の二種類があります。

かな漢字変換を使った一般的な文字入力は、キー入力モードで行います。

一方、直接文字入力モードでは、かな漢字変換を使わないで文字を入力します。ひらがなとカタカナなどの文字種を区別してテキストを入力できたり、各種記号などを点字の形で指定できるなどのメリットがあります。

自分だけが読むメモを書く時に、かな漢字変換は大変という方は、ぜひ直接文字入力モードでの、かな分かち書きをお試しください。

点字キーが、今どのような入力モードになっているかは、次の操作で確認できます。

コマンドキー、1,6の点《または、コントロール+シフト+5》 現在の入力モードを読み上げます。

また、次の操作で、本機のテキスト入力の状態を変更できます。

コマンド+エンターキー キー入力モードと、直接文字入力モードの切り換え
(コントロールキーを組み合わせると、常に、ひらがな、直接文字入力状態になります)。
コマンド+スペースキー キー入力モードでの、漢字変換(IME)のオン/オフ
(コントロールキーを組み合わせると、常に、かな漢字変換状態になります)。

キー入力モードは、一般のキーボードと同様に、半角英数字を入力します。漢字やひらがなを入力する時は、かな漢字変換を使います。

直接文字入力モードは、半角/全角の文字種を指定して、直接文字を入力できます。かな漢字変換を使わずに、ひらがな/カタカナを入力できます。

初期状態はキー入力モードです。

また、メッセージボックスなど半角アルファベットで操作するウィンドウが表示されると、直接文字入力モードから自動的にキー入力モードに戻ります。

キー入力モードでは、以下の操作で、カナ入力/英数字入力を変更します。

4,6,8の点 カタカナモード
5,6,8の点 英数字モード
6,8の点 キャップス(大文字)モード

キー入力モードの操作の詳細については、 〈キー入力モードで操作する〉 の項を参照してください。

直接文字入力モードでは、以下の操作で、文字の種類を変更します。

「ひ」+8の点 全角ひらがなモード
「カ」+8の点 全角カタカナモード
4,6,8の点 半角カタカナモード
4,5,8の点 全角小文字モード
4,8の点 全角大文字モード
5,6,8の点 半角小文字モード
6,8の点 半角大文字モード

直接文字入力モードの操作の詳細については、 〈直接文字入力モードで入力する〉 の項を参照してください。