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第22回空白のボタンにラベルを付ける

2022.02.02

今回は、先週リリースした、BMスマート バージョン1.1.7で便利になった2種類の機能をご紹介したいと思います。

はじめに、テキスト編集の操作がシンプルになりました。

スマホでテキスト編集をする時には、まずボタンをクリックして入力欄を開いてから、文字を入力するという操作が多いですね。

そこで、クリックの操作と、テキスト編集をまとめたコマンドを用意しました。

オルト+Tの操作をすると、今いる場所をクリックし、編集ができる状態になると、自動的に編集ボックスが開いて内容を指定できます。

また、編集した文字列がセットできたら、オルト+コントロール+エンターの操作で入力を確定したり、検索を実行したりできます。

これにより、ほとんどの場合、ナビモードのままで作業できるようになりました。

もう一つの機能は、ボタンや入力欄などの項目にラベルを付けるものです。

これは何が嬉しいかというと、画像しか付いていないボタンにも、自分で区別できるように、分かりやすい名前を追加しておくことができます。

目的不明のボタンがあったら、そこでオルト+コントロール+Lを押すと、編集ボックスが開きます。

ここで、下矢印キーを押すと、このボタンにプログラムが割り当てているIDというものが出てきます。

このIDは、本来、プログラム内部で使うためのものでユーザーが目にすることはないのですが、トークバックでは、このIDを操作の手がかりとして提供してくれています。

IDにはプログラムの使用目的を表すような英語の名前が付けられていることが多いので、それを参考にして、自分が分かりやすいようなラベルを付けます。

一度ラベルを付けておくと、プログラムの開発者がIDを変更しない限り、いつもそのボタンの所にラベルが表示されます。

また、BMスマートターミナルには、ラベルを付けた項目にジャンプするコマンドがありますので、ブックマークのように使用することもできます。

例えば、YouTube(ユーチューブ)の動画再生ボタンとか、Twitter(ツイッター)の[ツイートの作成]ボタンなどに、「*」のような邪魔にならないラベルを付けておけば、画面内からワンタッチでジャンプすることができます。

実は、私、IDは結構いい加減に付けているので、BMスマートターミナルの中で変なIDを見つけても、内緒にしておいてくださいね。

開発課 鈴木

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