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第13回画面内を移動する

2022.02.02

今回は、BMスマートターミナルで、アプリの画面の内容を確認したり、フォーカスを移動したりする時に便利なコマンドをご紹介します。

BMスマートターミナルからトークバックのフォーカスを移動する方法として、移動コマンドや擬似タッチ操作などを用意しています。

移動コマンドでは、矢印キーやコマンドキーなどの操作のバリエーションを使って、テキストを読むための移動から、より詳細な移動まで、目的に応じた移動方法を用意しています。

これに対して、擬似タッチ操作の方は、右スワイプや左スワイプなどの操作を作り出すことで、間接的にトークバックを操作しています。

どちらか一方でよいじゃないかというを話もありますが、アプリによっていろいろな特長があるので、アプローチの違う操作方法を選択できるようにしています。

まずは、シンプルな移動の操作から試してみて頂ければと思います。

アクセスビューでは、更に、目的の要素に直接ジャンプして、操作の負担を軽くできるコマンドを用意しています。

画面に表示されているテキストを漏れなく確認したい時に便利なのが、「画面テキスト一覧」コマンドです。

アクセスビューで、オルトキー+Jを押すと、画面内に表示されているテキストの一覧が表示されます。

このリストで、目的の項目を探してエンターキーを押すと、トークバックのフォーカスがその場所に移動します。

また、コントロールキーを一緒に押すと、その項目を直接クリックできます。

このリストには、通し番号が振られているので、今リストのどこら辺にいるかが、よく分かります。

また、今いる場所から、連続読みさせたり、キーリピートで、高速に移動したりできるのが特長です。

アプリの画面が、項目のリストと、各項目の詳細表示に分かれているような場合には、それらの間を頻繁に行き来したいようなこともあります。

そんな時に便利なのが、マークコマンドです。

オルトキー+セレクトキー+Gの操作で、今のフォーカス位置をマークしておくと、いつでもオルトキー+Gの操作で、その場所にぴったり戻ってくることができます。

ブラウザでPC版のページを表示したりすると、画面を見ている人は文字が細かくて大変なようですが、音声ユーザにとっては、スクロールなしで多くの情報が確認できて便利ですね。

そんな時に、今回ご紹介したコマンドを利用すると、作業がとてもスムーズになるかと思います。

開発課 鈴木

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