今週は、BMスマートターミナルに表示の更新機能を追加しました。
以下では、追加した機能と、確認できる操作をご紹介します。
(1)アクセスビューで、時計やカウンターのように内容が変化する項目を表示している時は、点字表示も自動的に更新されるようになりました。
例えば、スマホの画面がオフになっている時は、今の時刻や気温がアクセスビューに点字表示されますが、この時計の表示も1分ごとにちゃんと変わるようになりました。
(2)このバージョンから、項目が選択されていることを示す、新しい記号(*)を追加しました。
GoogleのメールアプリGmailには、リストの中の複数のメールを選択しておいて、一括操作で既読にしたり削除したりする機能があります。
今どのメールが一括操作の対象になっているかを、この記号で区別できます。
(3)点字表示で使用している他の記号では、チェックボックスがチェックされているかどうかを、[/]や[-]の記号で表示しています。
こちらは、例えば、オルトキー+Qの操作でクイック設定を開くと、Wi-Fiやサイレントモードのオン/オフをこの記号で確認できます。
これらの記号も、クリックした時に、新しい状態が正しく点字表示されるようになりました。
ところで、アプリをテストしていて、ローカルコンテキストメニューが実はなかなか技ありなことに気づきました。
トークバックのフォーカスがスライダーにある時にメニューを開くと、「スライダー」という項目ができていて、そこから、スライダーのレベルをパーセント値で入力できます。
また、このバージョンから、ターミナルのメール機能に、メール本文内のリンクをピックアップする機能を設定したのですが、すると、ローカルコンテキストメニュー内に「リンク」という項目ができて、そこからリンク先を参照できるようになりました。
トークバックも、日々、進化を続けていて、ありがたいことですね。