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アクセシビリティ操作のナビゲーションについて

2022.02.02

この文書では、少し高度な、Androidのナビゲーション方法をご紹介します。

1.特長

タッチによるトークバックのナビゲーションは、次に進む、前に戻るという、一次元の操作を基本にしています。

BMスマートターミナルのアクセシビリティ操作を使うと、ウィンドウ内の要素の階層構造を意識したナビゲーションができます。
この方法は、より複雑な構造を持つアプリやページを利用したい時に便利です。

アクセスビューからの操作では、コマンドキー操作を使用します。

要素の親子関係

例えば、ウィンドウには、リストや表が含まれていることがあります。

リストの中に要素が並んでいる場合、リストを親要素、その中の要素を子要素と呼ぶことにします。

要素の親子関係を意識すると、例えば、リストの中を読んでいる時に、リスト内の要素はもうよいので、リスト外の次の要素にスキップしたいといった操作が可能になります。

また、複数の表が並んでいるような場合、各表に入らずに、次の表、次の表とジャンプして行くことで、目的の場所に速く到達することができます。

要素のレベル

アプリのウィンドウは、レイアウトの外枠となるルート要素の中に、複数の子要素が配置されています。
各子要素の中には、必要に応じて、更に孫要素、ひ孫要素が配置されます。
今いる要素が、ルートから数えて何世代目かを示すために、レベルという言葉を使います。
ルートがレベル1、その子供がレベル2、そのまた子供がレベル3となります。

2.前後の要素に移動する操作

要素を順番に辿っていく操作に、次の3種類を用意しています。

  • オルトキー+1の点 前の項目に移動します。操作が割り当てられている項目の子項目はスキップします。
  • オルトキー+4の点 次の項目に移動します。操作が割り当てられている項目の子項目はスキップします。
  • オルトキー+3の点 前の項目に移動します。全ての項目に止まります。
  • オルトキー+6の点 次の項目に移動します。全ての項目に止まります。
  • オルトキー+2の点 前の操作可能な項目に移動します。
  • オルトキー+5の点 次の操作可能な項目に移動します。

3.レベルを意識した移動の操作

この文書の本題の操作です。

  • コマンドキー+1,5,6の点 表示中の要素の位置情報を読み上げます。
  • コマンドキー+1,2,3,6の点 同じレベルの前の項目に移動します。
  • コマンドキー+3,4,5,6の点 同じレベルの次の項目に移動します。
  • コマンドキー+1,2,3,4の点 親項目に移動します。
  • コマンドキー+1,4,5,6の点 親項目と同じレベルの次の項目に移動します。

4.その他の操作

その他のよく使う操作をご紹介します。

  • コマンドキー+1,2,3,4,6の点 ウィンドウ内の表示中の先頭項目に移動します。
  • コマンドキー+1,3,4,5,6の点 ウィンドウ内の表示中の最終項目に移動します。
  • オルトキー+セレクトキー+G 現在位置をマークします。
  • オルトキー+G マーク位置に移動します。

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