BMスマートからAndroidスマホに文字を入力する操作についてご説明します。
1.文字入力の仕組み
アプリからAndroidに文字を入力するルートには、ソフトキーボードを使う方法と、ユーザ補助機能を使う方法の二つがあります。
ソフトキーボードを使うと、文字の入力と、キー操作の両方をAndroidに伝えることができます。
一方、ユーザー補助機能では、文字の入力はできますが、キー操作を伝えることはできません。
BMスマートターミナルには、BMスマートから入力するための専用のソフトキーボード「BMスマートキーボード」が含まれています。
このキーボードが選択されていると、アクセスビューから直接アプリに英数字を入力したり、矢印キーやバックスペースキーなどのキー操作ができます。
BMスマートキーボードがOFFの時は、英数字を入力しても、「キーボードは利用不可です」というメッセージが発声されて、Androidには入力されません。
特にアカウントやパスワードの入力は入力したい、場所によって、キーボードからしか文字が入らないことがあるので、必要に応じてBMスマートキーボードをONにしてください。
アクセスビューでは、オルト+セレクト+Kの操作で、いつでもソフトキーボードを変更できるようになっています。
スマホ側のタッチ操作で直接入力したい時は、ソフトキーボードをいつもご使用のものに戻してください。
2.入力フォーカスとアクセシビリティフォーカス
フォーカスとは、その画面の中で、今操作対象として選択されている要素のことです。
一般には、フォーカスと言えば入力フォーカスを指します。
しかし、トークバックでは、テキスト表示やボタンなど入力フォーカスが当たらないものも、読み上げや操作の対象としてマークする必要があります。
そこで、アクセシビリティフォーカスという新しいフォーカスを追加しました。
スマホを左右スワイプして移動するのは、このアクセシビリティフォーカスです。
アクセシビリティフォーカスを次の入力欄に移動しても、入力フォーカスは連動して動くことはありません。
今いる入力欄に入力フォーカスをセットして入力を始めるには、オルト+エンターキーを押してクリックしてください。
3.テキスト編集ビュー
テキスト編集ビューを使うと、BMスマートキーボードのオン/オフに関わらず、文字を入力できます。
テキスト編集ビューでは、BMスマートキーボードがONの時はキーボードから文字を入力し、OFFの時はユーザー補助機能で文字を入力しています。
どちらで入力するかは、テキスト編集ビューの「説明欄」に表示されています。
日本語などの全角文字を入力したい時は、いつでも、テキスト編集ビューをご使用ください。
アクセスビューからテキスト編集ビューを開くには、オルト+Kを押します。
テキスト編集ビューが開くと、まず、今Androidの入力フォーカスに入っている文字列が、表示されます。
ここで、通常のテキスト編集ウィンドウの操作で、文章を修正したり、新しい入力を行います。
コマンドキー+Rを押して、音声認識入力をすることもできます。
編集が終わったら、オルト+エンターキーを押して、入力した内容をAndroid側に送信します。
入力をキャンセルしたい時は、エスケープキーを押してください。