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アクセスビューの利用方法

2022.02.02

このページでは、BMスマートから、Androidスマホを操作する方法をご説明します。
(BMスマートの対応バージョンは、Ver2.0以上です)。

また、Androidスマートフォン側に、アプリ(BMスマートターミナル)をインストールし、セットアップしておく必要があります。
(詳しくは、アプリの操作説明書を参照してください)。

1.準備

BMスマートから、Androidスマホの一般アプリを操作したい時は、BMスマートで「アクセスビュー」ウィンドウを開きます。

アクセスビューが開いている場合

  1. スマホ側のスクリーンリーダー(トークバックなど)が読み上げる内容が、アクセスビューに表示されます。
  2. ナビ操作やオルト操作で、触らずにスマホを操作できます。
    (スマホ側で操作することもできます)。
  3. スマホ上の文字入力/編集ができます。

アクセスビューを開くには

  1. BMスマートとスマホを接続します。
    すると、BMスマート側で、「外部端末の操作」ウィンドウが開きます。
  2. このウィンドウ内の[アクセスビューを開く]ボタンを押します。
    すると、アクセスビューが開きます。
    このボタンのショートカットは、コントロール+Dです。

2.アクセスビューからの操作の種類

BMスマートから、スマホを操作する方法には、次の3種類があります。

  1. 擬似タッチ操作スワイプやタップなど、指でスマホに触れて行う操作を、擬似的に行います。
    (例)3の点を押すと左スワイプ、6の点を押すと右スワイプ、エンターキーを押すとダブルタップなど。
  2. アクセシビリティ操作Androidのユーザ補助機能を利用して、情報を取得したり、スマホを操作します。
    擬似タッチ操作より複雑なナビゲーション、画面の切り替え、アプリの起動、情報の取得などが行えます。
    (例)オルト+Hでホームに移動、オルト+バックスペースで「戻る」、オルト+セレクト+WでBMスマートに画面の情報をコピーなど。
  3. キーボード操作ソフトキーボードを通して、キー操作や、文字の入力を行います。

ナビモードとナビ操作

アクセスビューには、点字キーの使い方を切り変える、ナビモードという設定があります。

ナビモード オンの状態では、点字キーの組み合わせで、擬似タッチ操作を行います。

ナビモード オフの状態では、点字キーは、文字の入力に使います。

ナビモードを切り替えるには、次の操作を使います。

ナビモード オン コマンドキー+1,2,5,6の点
ナビモード オフ コマンドキー+セレクトキー+1,2,5,6の点

ナビモード オンで、点字キーから行う操作を、ナビ操作と呼びます。

可能なナビ操作については、アクセスビューのヘルプを参照してください。

オルト操作

オルトキーとの組み合わせ操作は、全て、アクセシビリティ操作に使用します。

アクセシビリティ操作とナビ操作には、重複しているものがありますが、以下のような違いがあります。

  • ナビ操作は、スワイプなどの動きを再現するだけなので、スクリーンリーダーの種類や、設定により、働きが変わることがあります。
  • アクセシビリティ操作では、トークバックで用意していない、より細かなナビゲーションもできます。

この他、コマンドキーとの組み合わせで行う、対になる操作(例えば、1,2,3,6の点と、3,4,5,6の点など)も、アクセシビリティ操作に使用します。

可能なアクセシビリティ操作については、アクセスビューのヘルプを参照してください。

キーボード操作

ナビモード オフの時の点字キーからの入力や、矢印キー、編集キーからの操作で、アプリを操作します。

BMスマートキーボードを選択している時有効です。

この方法で入力できる文字は、アスキー文字(半角のアルファベット、数字、記号)です。

日本語や全角文字を入力するには、オルト+K(1,3の点)でテキスト編集ビューを開きます。

3.基本的なアクセスビューからの操作

以下で、「ナビ」と付記している操作は、ナビモード オンで行ってください。

また、(トークバック)と付記している操作は、トークバックショートカットです。

機能スマホ側操作アクセスビュー操作
アクセシビリティフォーカスを、前の要素に移動左スワイプナビ 3の点
アクセシビリティフォーカスを、次の要素に移動右スワイプナビ 6の点
左右スワイプの操作での移動単位の選択上スワイプ、または下スワイプナビ 1の点、またはナビ 4の点
アクセシビリティフォーカスを、表示中の先頭要素に移動上にスワイプした後、下にスワイプ(トークバック)ナビ 1,2,4,5の点(トークバック)
アクセシビリティフォーカスを、表示中の最終要素に移動下にスワイプした後、上にスワイプ(トークバック)ナビ 2,3,5,6の点(トークバック)
ダブルタップアクセシビリティフォーカス要素をクリックオルト+エンターキー、またはナビ エンターキー
リストなどをスクロールして、今より前の内容を表示左にスワイプした後、右にスワイプ(トークバック)ナビ 2,4,6の点(トークバック)
リストなどをスクロールして、今より後ろの内容を表示右にスワイプした後、左にスワイプ(トークバック)ナビ 1,3,5の点(トークバック)
同じレベルの前の項目に移動コマンド+1,2,3,6の点
同じレベルの次の項目に移動コマンド+3,4,5,6の点
親項目に移動コマンド+1,2,3,4の点
親項目と同じレベルの次の項目に移動コマンド+1,4,5,6の点
次の編集可能な項目に移動オルト+E
前の編集可能な項目に移動オルト+セレクト+E
テキスト編集ビューを開くオルト+K
ソフトキーボードの選択メニューを開くオルト+セレクト+K
BMスマートのクリップボードのテキストを、スマホのクリップボードに送信コマンド+2,4,6の点
スマホのクリップボードのテキストを、BMスマートのクリップボードに送信コマンド+1,3,5の点
戻る操作下にスワイプしてから、左にスワイプ(トークバック)オルト+BSキー、またはナビ 3,5,6の点(トークバック)
ホームに移動上にスワイプしてから、左にスワイプ(トークバック)オルト+H(1,2,5の点)、またはナビ 1,4,5の点(トークバック)
「最近使ったアプリ」を開く左にスワイプしてから、上にスワイプ(トークバック)オルト+R(1,2,3,5の点)、またはナビ 1,2,5の点(トークバック)
通知シェードを開く右にスワイプしてから、下にスワイプ(トークバック)オルト+N(1,3,4,5の点)、またはナビ 2,5,6の点(トークバック)
グローバルコンテキストメニューを開く下にスワイプしてから、右にスワイプ(トークバック)ナビ 2,3,6の点(トークバック)
ローカルコンテキストメニューを開く上にスワイプしてから、右にスワイプ(トークバック)ナビ 1,2,4の点(トークバック)
指定した番号のショートカットに、操作中のアプリを設定オルト+セレクト+0~オルト+セレクト+9(下がり数字)
(続けてもう一度押すと、設定を解除します)。
指定した番号のショートカットを実行オルト+0~オルト+9(下がり数字)
このアプリの「アプリケーション一覧」ウィンドウを開くオルト++P
(このウィンドウを表示している時に、オルト+0~オルト+9の操作をすると、各ショートカットに設定されているアプリを確認できます)。
ユーザ補助のボリュームを調整セレクト+ウィン+ボリュームキー
BMスマートターミナルのウィンドウに移動オルト+B

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