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クリップボード転送機能

2022.02.02

このページでは、クリップボード転送機能を使って、BMスマートとパソコンの間で、テキスト情報を転送する様子をご紹介します。

クリップボード転送機能は、BMスマートでパソコンなどを操作している時に、簡単な操作で、テキスト情報をやり取りできる機能です。

パソコンとの間では、コマンドキー+「コ」、コマンドキー+「タ」の操作で、1万文字程度までのテキスト情報を転送できます。

また、BMスマート側は、クリップボードの他に、ブロック登録機能を利用することもできます。

操作例1)パソコン側のテキスト情報を、BMスマートに転送してみましょう。

それでは、パソコン側から、BMスマートに、テキスト情報を転送してみましょう。

まず、今の状態をご説明します。

BMスマート40を、Windows10のパソコンと、USBケーブルで接続しています。

スクリーンリーダーは、NVDAが動いています。

BMスマート付属のユーティリティ、BMFEPを使って、BMスマート40からパソコンを操作しています。

BMスマートは、点字ディスプレイモードになっています。

パソコン上でブラウザを開いて、ニュースのページを表示しています。

それでは、クリップボード転送機能で、記事の一部をBMスマートに転送してみましょう。

(1)セレクトキーを押しながら、下矢印キーで、転送したい範囲を選択します。

(2)コントロールキー+Cを押して、選択範囲をコピーします。

(3)コマンドキー+「タ」を押して、クリップボードの内容をBMスマートに転送します。

(4)前面キーの右側3個を押して、BMスマート側の操作に切り替えます。

(5)ウィンキー+コントロールキー+Cを押して、クリップボードのテキストを表示してみます。

テキスト編集ウィンドウが開いて、先程の内容が表示されました。

BMスマートに転送した情報は、ファイルに保存したり、文書に貼り付けて整理しておくと、必要な時に、すぐに利用できます。

パソコン側で、他のスクリーンリーダーやアプリを使っている時にも、同様の操作が可能です。

操作例2)BMスマートから、テキスト情報を、パソコンに転送してみましょう。

次に、BMスマートに用意しておいたテキスト情報を、パソコン側に転送してみましょう。

(1)コマンドキー+エ下がりと、1の点を押して、テキストブロック「1の点」を開いてみます。

あらかじめ、文章を書いてありますので、読ませてみます。

「皆さん、こんにちは。ケージーエスの鈴木です。」

「今回は、クリップボード転送機能をご紹介します。」

(2)前面キーの左側3個を押して、パソコン側の操作に切り替えます。

(3)パソコン側で、テキストエディタを起動しましょう。

ウィンキー+Rを押します。

(4)WordPadと入力して、エンターキーを押します。

ワードパッドが開きました。

(5)先程の、テキストブロック「1の点」の内容を、パソコンに転送します。

コマンドキー+オ下がりと、1の点を入力します。

(6)パソコンのクリップボードに転送されましたので、コントロールキー+Vで文書に貼り付けてみます。

先程の内容が、文書に挿入されました。

「皆さん、こんにちは。ケージーエスの鈴木です。」

「今回は、クリップボード転送機能をご紹介します。」

いかがでしたでしょうか?

この機能は、パソコンだけでなく、スマホと接続している時にも利用できます。

例えば、パソコン上のテキスト情報を、BMスマートを中継して、スマホに貼り付けるなどの応用もできますので、是非使ってみてください。

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