お知らせ

「ケージーエス製品 私はこう使う!」第4回

2016.06.13

日本盲人会連合 用具購買所 小川 敏一 様
使用機器:ブレイルメモスマート16
使用内容:用具販売業務

ユーザーの方々にケージーエス製品の活用方法を語っていただく『コラム「ケージーエス製品 私はこう使う!」』

今回より基本的に月1回の更新となりますが、今後ともよろしくお願いいたします。

さて、今回は日本盲人会連合用具購買所で機器の販売業務を行ってる小川敏一様に、お仕事でのブレイルメモ活用についてお話いただきました。

お仕事ならではの使い方や、ブレイルメモをお仕事に利用する理由など、深いお話になっていますので、お楽しみください。

小川 敏一 様 の写真
小川 敏一 様

お客様と話しながら点字を読むのにとても便利です

用具購買所での業務の中で、電話応対、店頭接客、機器研修会の講師派遣、福祉機器展示会での販売などに、ブレイルメモをメモ帳としても、点字ディスプレイとしても利用しています。

電話対応時に、データベースに登録してあるお客様の住所などのデータをお客様に確認する際に、点字ディスプレイに出力して「このご住所であっていますか」と確認をしたり、店頭接客時に、製品カタログの情報をあらかじめブレイルメモに入れておいて、見出し行の設定や、検索機能を使用することで、製品仕様や価格などのお問い合わせをいただいた時に、パッと「こういう仕様ですよ」とお答できるように活用しています。

ブレイルメモで仕事をしている理由の1番は、お客様とお話ししながら点字を読めることが、圧倒的に仕事上有利だからですね。

ブレイルメモスマート16を使用されているご様子の写真
ブレイルメモスマート16を使用されているご様子の写真

パソコンで音声読み上げソフトを聞きながら、電話対応業務をしようとすると、左耳に電話、右耳にイヤフォンをつけるんですけど、左耳でお客様の電話対応をしながら、右耳でパソコンの情報を音声読み上げソフトで確認して、さらに住所とかの場合は、自分でも復唱しなければいけないため、最悪自分の声も含めて3つの声を一度に処理しなければいけなくなるんです。

そこにブレイルメモに、あらかじめ入れた価格表や、パソコン上のデータベースの情報などの点字を指で読めれば右の耳は完全に自由になるので、耳はお客様の声に集中することができます。

また、住所などの情報は音声では流れていってしまい、一文字一文字追わなければいけないので、確認するには点字のほうが圧倒的に確認しやすいです。

内蔵されてる電卓機能も活用してます

また、ブレイルメモに内蔵されている、電卓機能も大いに活用しています。販売の際に、多くの商品をご注文いただくと、お会計を暗算しようとしても、間違えてしまうことがあるので、ブレイルメモの電卓機能を便利に使用しています。

やはり、お金がかかわることなので、間違えるわけにはいかないし、音声電卓では音声を聞きながら、お客様と話すというのは、やはり難しいと思います。

これは店頭販売のときもそうですが、福祉機器展示会での販売の際には、多くのお客様が一度に押し寄せますので、特にそう思います。