このバージョンでは、BMスマートファームウェア Ver2.7.1Aベータ版から以下の変更を行っています。
1.点字/テキストブロックの登録・挿入機能の拡張
- 点字一マスのマークを指定しないでブロックを登録できる「一時ブロック機能」を追加しました。
- ファイルを開かずに短い情報をメモしておける「メモブロック機能」を追加しました。
- マーク付きブロックを一覧から選択して文書に挿入できる機能を追加しました。
これらの機能について詳しくは、別文書「ブロック登録機能の拡張について」を参照してください。
2.点字リストの編集機能の更新
*リストの上書きコピーを行った時に発生していた問題を修正しました。
この機能をご利用頂いた方にはご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ありません。
(1)コントロールキーやセレクトキーを押しながら、ステータス表示内のレベルを表す点線のマスのタッチカーソルキーを押した場合、その要素の内容をスポットメッセージで表示するようにしました。
また、見出し読みがオンの時は、ステータス表示内の番号をクリックすると、その要素の見出し項目をスポットメッセージで表示するようにしました。
(2)複数列表示設定がオンの時は、テーブル内の現在の列から右の要素を点字表示するように修正しました。
これに伴い、表示の戻しキーを押した時の処理を修正しました。
(3)点字ブロックの登録/挿入機能に対応しました。
- コマンドキー+2,6の点、ブロックマーク:選択中の要素の内容をブロックに登録します。
- コマンドキー+セレクトキー+2,6の点、ブロックマーク:選択中の要素の内容をブロックに追加します。
- コマンドキー+3,5の点、ブロックマーク:ブロックの内容を挿入モードでリストに貼り付けます。
- コマンドキー+セレクトキー+3,5の点、ブロックマーク:ブロックの内容を上書きモードでリストに貼り付けます。
3.その他の改良点
- キーヘルプモードでコントロールキーとの組み合わせを入力した場合、そのショートカット操作が割り当てられているコマンド名も発声するようにしました。
- 二級点字有効のテキスト→点字変換で、アルファベット大文字に小文字が続く場合に小文字の前に外字符が挿入されてしまう問題を修正しました。