このバージョンでは、BMスマートファームウェア Ver2.8.7ベータ版から次の改良を行いました。
1.テキスト編集ウィンドウでのカーソル移動操作の拡充
(1)カーソルをタブキャラクタで区切られた単位=「列」で移動する以下の操作を追加しました。
・オルトキー+左/右矢印キー = 左右の列に移動
同じデータ行の中で、カーソルを左右の列の先頭に移動します。
・オルトキー+上/下矢印キー = 上下の列に移動
カーソルを前後のデータ行の同じ列の先頭に移動します。
(2)また、カーソルを前後の文に移動してその文を読み上げる以下の操作を追加しました。
・オルトキー+ホーム/エンドキー = 前後の文に移動
句点、疑問符、感嘆符などで区切られた単位で行をまたいで前後に移動します。
これらの操作は、テキストデイジーの本文表示や、BMスマート内の各種ヘルプウィンドウなどでもご利用頂けます。
2.アラームプログラムの改良
(1)アラームの設定で「鳴らす日」の選択肢に「一度だけ(日付指定)」を追加しました。
この選択しを選ぶと、下にある「日付」の欄で指定した日に一度だけアラームが鳴り、その後この項目は自動的に「無効」になります。
(2)アラーム一覧のウィンドウで、有効になっているアラーム項目は、次に鳴る日付も確認できるようにしました。
3.その他の修正点
(1)自動点訳機能の修正
以下の方法で編集中のテキスト情報を点訳した場合に、点字データにも見出し行の情報が反映されるように修正しました。
・テキスト編集ウィンドウで選択範囲をコピーし、点字編集ウィンドウに貼り付けた場合。
・テキスト編集ウィンドウから「名前を付けて保存」コマンドで点字形式のファイル(.bmt, .bmtx, .bes)に保存した場合。
(2)「クリップボードから開く」コマンドの修正
テキスト編集ウィンドウでコピーした情報を「クリップボードから開く」コマンド(ウィンキー+コントロールキー+C)で開いた場合、見出し行などの書式情報も維持されるように修正しました。
(3)点字ディスプレイの切り替え操作の修正
点字ディスプレイモードの切り替え操作をした時に音声で発声している接続ポートの情報を点字でも表示するようにしました。
ただし、全般設定で「スピーチ オンの時の点字スポット」項目が「表示しない」になっている時は、このメッセージも表示されない場合があります。
(4)ホビー機能 GoGo将棋プログラムの再調整
GoGo将棋でアシストモードが中級モードの時の処理を再調整しました。
改良は以上になります。
新しいファームウェアは、以下のリンクよりダウンロードいただけます。
ブレイルメモスマート Air16 & Air32 ファームウェア Ver2.8.7A ベータ版 zip
ブレイルメモスマート Air16 & Air32 ファームウェア Ver2.8.7A ベータ版 bin
ブレイルメモスマート16 & 40 ファームウェア Ver2.8.7A ベータ版 zip
ブレイルメモスマート16 & 40 ファームウェア Ver2.8.7A ベータ版 bin
zip版とbin版の各アップデート方法については、以下のページをご覧ください。