BMスマートファームウェア Ver3.0.1A ベータ版をリリースしました

このバージョンでは、BMスマートファームウェア Ver3.0.1ベータ版から次の改良を行いました。

1．点字編集ウィンドウ「レフビュー」コマンドの拡張

点字編集ウィンドウの「レフビュー」コマンドに以下の拡張を行いました。

　メニュー → 編集 → レフビュー

　このコマンドの標準のショートカットは、コントロールキー＋セレクトキー＋Yです。

（１）デュアルカーソルモードとレフビュー

デュアルカーソルモードは、カーソルをメインとサブの二つに分離して、それらを切り替えながら文書を編集／閲覧できる機能です。

デュアルカーソルモードでレフビューコマンドを実行した場合、レフビューではアクティブになっていない側のカーソルを使って文書内を閲覧できるようになりました。

例えば、メインカーソルがアクティブな状態でレフビューを開くと、サブカーソル位置から文書の閲覧を開始します。

またレフビューを閉じると、その位置がサブカーソルに記憶され、次回も同じ位置から閲覧を続けることができます。

この間に入力した点字はメインカーソル位置に書き込まれていきます。

サブカーソルをメインカーソルと別のフィールドに置いておくと、閲覧するフィールドと入力するフィールドを分離することができます。

（操作例）

・コマンドキー＋1,3,4,6の点、コマンドキー＋1,2,4,5の点の二つの操作を一秒以内にして、デュアルカーソルモードのメインカーソルを選択します。

・コントロールキー＋セレクトキー＋Yを押してレフビューを開きます。

（２）BGリーダーとレフビュー

BGリーダーは、背景で開いている文書や図書データの内容を音声で読み上げられる機能です。

BGリーダーに設定したプログラムが背景で動作している場合、レフビューウィンドウの代りに「BGレフビュー」ウィンドウが開きます。

このウィンドウには、BGリーダープログラムの点字表示が転送されますので、表示の送りや戻し、矢印キーやコマンドキーなどの操作で閲覧しながら、点字編集ウィンドウに入力することができます。

２．その他の改良点

（１）アラームプログラムの問題修正

アラームが設定された状態でベータ版 Ver2.8.7A以降のファームウェアにバージョンアップした場合、誤った日付の情報が読み込まれてこれらのアラームが動作しなくなることが分かりました。

バージョンアップ後にアラームを再設定しなくても正しくアラームが動作するように修正しました。

なお、製品版 Ver3.0.0をインストールした場合この問題は発生しません。

（２）ウィンドウ一覧の改良

「今開いているウィンドウ」や「タスクバー」のウィンドウに次の操作を追加しました。

・オルト＋B ＝選択中のウィンドウをBGリーダーに設定します。

・オルト＋S ＝選択中のウィンドウでサブディスプレイ表示を試行します。

（３）点字図書閲覧プログラムの見出し行一覧の改良

点字図書閲覧プログラムの見出し行一覧などでも、タッチカーソルにより今選択している項目の本文を別ウィンドウで参照できるようになりました。

メニュー → 移動 →

　見出し行 → 見出し行一覧

　字下げ行 → 字下げ行一覧

改良は以上になります。

新しいファームウェアは、以下のリンクよりダウンロードいただけます。

zip版とbin版の各アップデート方法については、以下のページをご覧ください。

お知らせ