本機には、オーディオ再生と、メディア再生の２種類の再生プログラムがあります。これらには、以下の特長があります。
オーディオ再生プログラムでは、音声の早聞き機能やゆっくり再生機能が利用できます。このため、ＩＣレコーダやラジオの録音、インターネットからダウンロードしたスピーチ情報などを聞く時に便利です。
また、再生を聞きながらノートをとれるよう、別の編集ウィンドウから再生／停止などの操作をしたり、ノートを書いている間自動的に再生が中断する「メモポーズ機能」が利用できるようになっています。
これに対して、メディア再生プログラムでは、複数の曲を連続再生できるプレイリスト機能や、リピート再生機能を利用できます。このため、音楽ＣＤなどからコピーしたアルバム情報を聞く時に便利です。
ファイルの取り込みには、パソコン上の専用ソフトをご使用ください。詳しくは、 〈パソコンで、ＣＤから音楽ファイルを取り込む〉 の項を参照してください。
なお、ネット上で購入した音楽データは、本機ではご利用頂けません。
メディア再生では、以下の形式のファイルを再生できます。
| ・.wma | Windows Media メディアデータ |
| ・.mp3 | MP3 メディアデータ |
| ・.wav | PCM メディアデータ |
| ・.asf | ASF メディアデータ |
なお、メディア再生のチャプター機能を使用する場合は、ＳＤカードを書き込み禁止にしないでください。
本機で利用したい音楽データは、メディア再生のアプリフォルダ(BMS_MediaData)にコピーしておくと便利です。
アプリフォルダは、記憶メディアを本機に接続すると作成されます。アプリフォルダについては、 〈アプリフォルダ〉 の項を参照してください。
アプリフォルダ内にアルバム情報をコピーする時は、アルバム名のサブフォルダを作り、その中にオーディオファイルをコピーしてください。
すると、メディア再生プログラムが、アルバムごとのプレイリストを作成します。
アプリフォルダ(BMS_MediaData)内のプレイリストやメディアファイルを聞くには、次のように操作してください。
（１）本機に記憶メディアを接続すると、記憶メディアの挿入時メッセージのウィンドウが表示されます。
この場合は、オルトキーとＭ（1,3,4の点）を押して、［メディアデータを再生する］ボタンを選択してください。
記憶メディアが既に接続されている時は、ウィンキーとＭを押して、メディア再生プログラムを起動します。
すると、「メディアデータの選択」ウィンドウが開き、これまでに利用したデータやアプリフォルダにコピーしたデータの一覧表が表示されます。
（２）上下矢印キーで目的のデータを選択し、エンターキーを押します。
すると、メディアデータの再生ウィンドウが開きます。
プレイリストデータを開いた場合は、プレイリスト用のメディア再生ウィンドウが開きます。
エンターキーを押すと、プレイリストの再生が始まり、もう一度エンターキーを押すと、停止します。
このウィンドウの操作については、 〈プレイリスト用メディア再生ウィンドウの使い方〉 の項を参照してください。
メディアファイルを開いた場合は、ファイル用のメディア再生ウィンドウが開きます。
エンターキーを押すと、ファイルの再生が始まり、もう一度エンターキーを押すと、停止します。
このウィンドウの操作については、 〈メディア再生ウィンドウの使い方〉 の項を参照してください。
エスケープキーを押すと、再生ウィンドウを閉じて、「メディアデータの選択」ウィンドウに戻ります。
メディア再生のボリュームは、メインボリュームとメディア再生ボリュームで決まります。
これらの設定項目を変更するには、コントロールキーとボリュームボタンで項目を選び、ボリュームボタンで値を変更してください。
この操作について詳しくは、 〈ボリュームや速度を調節する〉 の項を参照してください。
次のように操作してください。
ウィンキーとＭ（1,3,4の点）を押して、メディア再生プログラムを起動します。
すると、「メディアデータの選択」ウィンドウが開き、これまでに利用したデータの一覧表が表示されます。
（２）タブキーで［このリストにないファイルを開く］ボタンに移動し、スペースキーを押します。
すると、「読み込むファイルの選択」のファイル一覧ウィンドウが開きます。
（３）ファイル一覧ウィンドウを操作して、目的のメディアデータを選択します。
すると、メディアデータの再生ウィンドウが開きます。
ファイル一覧の操作については、 〈ファイルを開く〉 の項を参照してください。