社会福祉法人 全国盲ろう者協会
使用機器:点字ラベラーBL-1000
使用内容:郵便物・名札への点字ラベルの使用
ユーザーの方々にケージーエス製品の活用方法を語っていただく『コラム「ケージーエス製品 私はこう使う!」』
今回は全国盲ろう者協会が点字ラベラーを使用している様子を伺ってきました。
「盲ろう者」という見えない/見にくい、聞こえない/聞こえにくい方々のサポートのためにどんな工夫をして作業しているのか。どうぞご覧ください。
協会からの郵送物を送るときに利用しています
点字ラベラーの使用用途としては、協会からの郵送物を送るときに利用しています。
点字使用の盲ろう者に対して「この封筒は全国盲ろう者協会から来ているんだな」ということが分かるように、封筒に「全国盲ろう者協会」と書いたり、「全国盲ろう者大会 第1報在中」と書くことで、「協会から来た」ということと「中身が何であるか」ということを書いて貼っています。
どこからの郵便物なのか開けてみないと分からないというよりは、開ける前に分かるように使っています。
協会から資料をお送りする際には、希望の文字種を聞いています。
点字・墨字のほか、Word・Text・PDF・デイジー(デジタル録音図書)を収録したCDを用意しています。特にCDの場合、CDケースに直接点字を打刻できないので、点字ラベラーは欠かせない存在となっています。
協会へ登録している盲ろう者約900人に対し、点字利用者は、約200人です。
視覚障害者の点字利用者は全体の1割といわれていますが、協会に登録している方だけ見れば、それよりも高い割合かもしれないですね。
かなり作業時間の短縮になっています
今年(平成28年)の全国大会では参加者約800名に対して名札を配りましたが、名札全部に、「名前」、「どの都道府県から来たか」を点字で貼りました。
盲ろう者と会ったときに、名札を差し出せば、誰か分かるようになっています。
以前は点字タイプライターで封筒やタックペーパーに1文字1文字手作業で打刻していました。
点字ラベラーを使うことでかなり作業時間の短縮になっています。