お知らせ

「ケージーエス製品 私はこう使う!」第18回

2017.08.16

県立盲学校 専攻科 保健理療科 2年  田名見 梨捺 様
使用機器:ブレイルメモスマート16
使用内容:盲学校での勉強

田名見 梨捺 様 の写真
田名見 梨捺 様

ユーザーの方々にケージーエス製品の活用方法を語っていただく『コラム「ケージーエス製品 私はこう使う!」』

今回は、前回に続き、県立盲学校の先生と生徒さんに、盲学校でのブレイルメモスマートの活用の様子を取材させていただいた内容をお届けします。
まだ教員編をご覧になっていない方は、ぜひコチラもご覧ください。

今回は「生徒編」、生徒さんがどのように利用しているのか、どうぞご覧ください。

授業の時はいつもブレイルメモスマートでノートを取っています

専攻科に入る前も、県立盲学校の普通科高等部にいました。そのころからブレイルメモスマートは利用しています。

学校の授業の時はいつもブレイルメモスマートでノートを取っています。また、テスト前の復習をするときには、ブレイルメモスマートで録音して、録音したものを聞きながら、内容をまとめたりしています。

基本的には点字編集のアプリケーションを使用して、点字でノートを取っていますが、先生に提出しなければならないときに、テキスト形式で文章を作って、それを提出しています。例えば、国語の授業で「手紙を書く」ということをしました。クラスには墨字を使用する弱視の人もいるので、その人たちにも読めるように、テキスト編集で墨字の手紙を書きました。
書いた文章は外付けのUSBメモリに保存して、USBのまま先生に渡し、墨字で印刷してもらいました。

ノートを取っているときの写真
ノートを取っている様子

紙の問題集をたくさん持って帰るのは大変

普通科から専攻科に入るときの受験勉強の時も、ブレイルメモスマートを利用していました。受験勉強では色んな教科を勉強しなければならないのですが、紙の問題集をたくさん持って帰るのは大変なので、問題集のデータを先生からいただいて、それをブレイルメモスマートにいれて問題を読んでいました。

また、「調べたいことが、どの文章ファイルに書いてあるか、わからない」というとき、調べたい単語で全文書検索をすると、直ぐに見つけて開いてくれるので、よく利用しています。授業中、先生に指され、「なんだっけ?」って時にすぐ検索をかけて「これだ!」ってこともよくあるので、便利に利用しています。

ブレイルメモスマートは、常にファームウェアの更新で新しい機能が追加されていくので、「次はどんな機能がつくのかな」と楽しみにしています。