このバージョンでは、BMスマートファームウェア製品版 Ver2.7.0Aから以下の変更を行っています。
1.メインウィンドウの設定機能
この機能では、メインメニューからもプログラムを起動できるようにしたり、メインウィンドウに表示するプログラムやその表示順序を変更することができます。
また、メインウィンドウで利用している各グローバルショートカットの有効/無効を選択できます。
この機能について詳しくは、別文書「メインウィンドウの設定機能について」を参照してください。
2.点字リストの編集機能に、簡易表計算機能を追加しました。
- テーブル内の各要素がイコール(2,5の点、2マス)で始まっている場合、イコールの後ろの点字列を式として扱うようにしました。
式の要素には通常の表示では計算結果が表示され、要素の編集時のみ式の形で表示されます。
なお、式の要素が正しく計算できない時は(エラー)と表示されます。 - 式の中に点字のミとモの括弧で囲まれた次のような点字列を書くことで、他の要素の値を参照できます。
〔指定例〕
[B]……同じ行のB列
[3]……同じ列の3行
[1A〕または[A1]……1行A列の値(絶対参照)
〔-1〕: 同じ列の前の行
〔+1〕: 同じ列の次の行
〔C-1〕: 前の行のC列
〔D+1〕: 次の行のD列
例えば1D要素に次のような式を書くと、1D要素に1B要素と1C要素の積を表示できます
=[B]*[C]
*一般の表計算ソフトと異なり、参照を含む式を別の要素にコピーしても、式の内容は変更されません。
また、式の参照先が元の要素を参照しているような状態(=循環参照)が発生している場合は、対応する要素に(循環)と表示されます。
3.リストの編集機能の関数フィルに次の改良を行いました。
- これまで、初期化式 増加式 評価式の3種類の式をマス空けで区切って指定していましたが、初期化式と増加式は省略可能にしました。
式が1個指定されている場合は、評価式として使用します。
式が2個指定されている場合は、初期化式と評価式として使用します。
式が3個指定されている場合は、これまで通り初期化式 増化式 評価式として使用します。 - 関数フィルの各式の中でも、上記2.(2)と同じ記法で他の要素への参照を指定できるようにしました。
4.その他の変更点
アラームプログラムにグローバルショートカット ウィンキー+Jを設定しました。