このバージョンでは、BMスマートファームウェア Ver2.8.6Fベータ版から次の改良を行いました。
1.プルダウンブロック機能の改良
プルダウンブロックは、点字編集ウィンドウや点字図書ウィンドウで文書中の3行以上の範囲に指定して、その範囲の表示を折りたたんだり展開したりできる機能です。
プルダウンブロックを指定すると、先頭行の左側に、ブロックを開閉するためのプラスやマイナスのボタンが表示されます。
この機能に以下の改良を行いました。
(1)プルダウンブロックが展開されている時、ブロックの終わりの行の左側にも終端マークを表示して、プルダウンブロックの範囲が分かるようにしました。
終端マークは、5,6の点、3,6の点の2マスで表示されます。
また、カーソルがこの行に移動すると効果音が鳴ります。
(ただし、この行から次のプルダウンブロックが指定されている場合には、終端マークは表示されません。)
(2)終端マークのマスのタッチカーソルキーを押すと次の操作ができます。
・タッチカーソルキー=そのプルダウンブロックを折りたたみます。
・コントロール+タッチカーソルキー=プルダウンブロックを展開したままで、ブロックの先頭にジャンプします。
・シフトキー+タッチカーソルキー=プルダウンブロックの先頭まで範囲選択します。
プルダウンブロックの機能を利用するには、簡単操作設定で以下の項目を利用可能に設定してください。
・点字編集ウィンドウ:C14 .bmtx点字文書と拡張編集機能
・点字図書閲覧ウィンドウ:D14 点字図書閲覧のプルダウンブロック機能
2.ホビー機能 GoGo将棋の追加
3マス×4マスのミニ将棋に続いて、5マス×5マスのGoGo将棋が登場しました。
こちらは、玉将、飛車、角行、金将、銀将、歩兵の6種類の駒を使って行う将棋です。
盤は小さいですが、駒の動かし方は普通の将棋と同じで、飛車筋や角筋を活かした攻めや守りの組み立ても楽しめます。
一番自分側の1列が自分の陣地で、玉将と金将以外の駒は相手の陣内に入るかそこから移動した時に成ることができます。
歩兵は全部で2枚しかありませんが、二歩や歩兵の打ち手詰めは普通の将棋と同じように反則になります。
試合に勝つには相手の玉将を取るか、詰ませます。ミニ将棋のようなトライ勝ちのルールはありません。
GoGo将棋にも「次の一手」コマンドを実装しました。
次の操作を使って半自動の対戦を楽しむことができます。
・コントロールキー+T=アシストモードに設定したレベルで次の一手を考えてくれます。
・コントロールキー+セレクトキー+T=長考モードで次の一手を考えてくれます。
長考モードは考える時間が少し長いですが、なかなかの手を考えてくれるので、将棋が好きな方にも結構楽しんで頂けると思います。
GoGo将棋の遊び方について詳しくは、ゲームウィンドウのヘルプを参照してください。
改良は以上になります。
新しいファームウェアは、以下のリンクよりダウンロードいただけます。
ブレイルメモスマート Air16 & Air32 ファームウェア Ver2.8.6G ベータ版 zip
ブレイルメモスマート Air16 & Air32 ファームウェア Ver2.8.6G ベータ版 bin
ブレイルメモスマート16 & 40 ファームウェア Ver2.8.6G ベータ版 zip
ブレイルメモスマート16 & 40 ファームウェア Ver2.8.6G ベータ版 bin
zip版とbin版の各アップデート方法については、以下のページをご覧ください。